本作品の魅力
これはバスケ漫画で、この作品は、チームプレイの大切さと仲間の信頼関係を伝えています。
この作品の主な登場人物は、主人公の黒子と、10年に1人のバスケの天才と呼ばれている5人(彼らはキセキの世代と呼ばれている)と、黒子の高校の相棒の火神です。
本作品の魅力は、主人公が段々上手くなっていって一番になるのではなく、相棒の火神を筆頭に同じチームの皆と信頼関係を築いたチームプレイで、キセキの世代と呼ばれている彼らを倒し、彼らにチームプレイの大切さを思い出させるといった点にあります。
黒子は中学時代、キセキの世代の彼らと同じチームでプレイをし、心からバスケを楽しんでいました。
しかし、キセキの世代の1人が突然才能を開花させたのを機に、他のキセキの世代も次々と才能を開花させ、いつしか周りに敵はいなくなってしまいます。
こうしたことの積み重ねで、彼らは周りに頼らないワンマンプレイをするようになり、勝利以外に必要な物は無いという考えに染まってしまいます。
黒子は、彼らに勝つこと以上に大切な何かを訴えますが、彼らには響かないまま、中学を卒業し、高校に進学します。そこで、キセキの世代の彼らに近い才能を持つ火神に出会い、様々な衝突こそしますが、信頼関係が築けるようなチームとして共に戦います。そして、全国バスケットボール大会で、キセキの世代の彼らがそれぞれ所属するチームを倒し、彼らにバスケットボールの楽しさとチームプレイの大切さを思い出させるという内容の話です。