最低で最高の悪役に目が離せない
「インターステラー」「インセプション」などの作品を作ってきたクリストファーノーラン監督が手掛ける、誰もが知っているダークヒーロー、バットマンの生い立ちを描いた全3部作の中の2作目にあたいするこの作品には、残虐非道、ヴィランズの中のカリスマ的な存在の「ジョーカー」が敵としてバットマンを追い詰めていく作品である。
カーチェイスやバットマンの戦闘シーン、物語のスピード感などアクション映画としての迫力も凄いのですが、そこに更なる魅力を与えてくるのがこのジョーカーでした。
緊張が走るシーンには彼の不気味な笑顔が見れ常に手に汗を握りながらいっときも目が離せませんでした。
ダークナイトのジョーカーの魅力は大きく分けて2つあります。
一つは、その残虐性。
あそこまで人に嫌な事ができる姿は、その突き抜けた狂気に目が離せなくなりました。
もう一つは、カリスマ性。
他人を信用していないのに、彼の魅力に集まってくる同胞達。そして何よりも人が嫌がる事を最も辛い状況に持っていくスペシャリストで、その頭の機転に何度も驚かされました。
このジョーカーをやってのけたのは、ヒース・レジャー。20代の時の作品です。見えません。
この作品の後に残念ながら彼は亡くなられてしまいましたが、このジョーカーで助演男優賞を見事獲得しました。
きっと世界は彼のジョーカーの演技に釘付けになったのではないかなと思います。
ヴィランにして狂気を纏ったキャラにして魅力的なこのジョーカーと共に、大迫力なこの映画をぜひ御覧ください。