愛してるぜベイベ★★

愛してるぜベイベ★★

『愛してるぜベイベ★★』とは、少女漫画家の槙ようこによって2002年から2005年まで『りぼん』に掲載されていた、イジメなど社会問題や虐待や親の死など家庭問題をテーマに描かれた作品であり、原作をもとにしたアニメ作品である。主人公で高校生の片倉結平が、母親に置き去りにされてしまったいとこで5歳の坂下ゆずゆの母親代わりとして奮闘しながらゆずゆの成長を見守っていく日々の中で、クラスメイトの徳永心との子供ながらも真剣に恋愛をする模様が描かれている。

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愛してるぜベイベ★★
9

私の青春!槙ようこさんの最高傑作

2020年引退を発表した槙ようこさんの数ある傑作のうち、私が一番好きな漫画です。
デビューしてからの20年間第一線で活躍し、いつの時代の学生もキュンとさせるストーリーと華やかな絵柄が印象的です。

少女漫画雑誌・りぼんでは珍しい男性主人公の結平と、突然やってきた幼稚園のゆずゆちゃんを中心とした家族の話を中心に、恋愛や援助交際など社会問題も描いたお話です。

2002年に連載開始された漫画ではありますが、絵の綺麗さはもちろん、主人公の結平が今見てもカッコよく、古さが全くありません。
槙ようこさんの魅力の一つと思っているのですが、その時代のリアルで一番おしゃれでかっこいい要素を取り入れていて、漫画でありがちな洋服やアイテムがダサくて興ざめすることがなく、登場人物の葛藤やストーリー展開がとてもリアルで感情移入してあっという間に読み進めることができます。

この漫画でのキーマンの一人、女子高生の心ちゃんも、悩みや葛藤がとてもリアルで、少女漫画にありがちなリアリティーのない悩みや性格、ありえない洋服とかがないです。
当時小学生だった私は、高校生になったらこんなおしゃれな高校生活を送りたいと憧れて読んでいましたが、大人になって読み返すと新しい発見もあり、これからも定期的に読みたい作品です。