闇の中の
私がお気に入りの漫画、「呪術廻戦」。
週刊少年ジャンプの人気作ですが、見る人を選ぶ作品ではあります。
例えモブであれ残酷な扱いは嫌、あるいは名前のあるキャラだけでも、みんな生きて幸せになって欲しい。そんな人にはオススメできません。しかし逆に、その辺りも含めて面白いと思えるなら、全力でオススメできます。
まず、各キャラの背景が、とてもしっかりしています。
最強と呼ばれる五条悟も、かなり怪しい謎キャラみたいな感じでしたが、ちゃんと過去篇をやりました。
正直、1番詳細を分かっていないのは主人公な気すらします。分からない部分を妄想で補完するのも、当然ながら楽しみ方の1つです。でもやはり、公式以上の情報源はないのです。
次に、キャラが綺麗事ばかり言わないところです。分類すると正義の味方側だが一般人のことをあまりきちんと考えない過去の五条悟や、私情で人を助けて欲しいという伏黒恵。ただただ「他人のため」とか「正義のため」と言っているより、余程人間らしくて私は好きです。
そして、恐らくバトル漫画あるあるながらもお約束として見逃されてきた「自分の技をペラペラ解説する行為」に、きちんとした理由が存在すること。
術式開示という名称で、開示したら強くなるため、解説する理由が正当なものとなります。あるあるだからまあ良いだろう、ではなくきちんとした独自のルールがある。そのことに、非常に好感を感じます。
バトルそのものも迫力がありますし、キャラも魅力的なキャラばかりです。興味がある方にはぜひ読んで欲しい作品です。