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漫画が題材のジャンプの王道
キャラ、ストーリー、音楽。どれを取っても、高い評価をせざるを得ないアニメだと思います。あえて、タイトルに『ジャンプの王道』と書いたのは、努力、友情、勝利の三要素がふんだんに使われているのに、なんだか、ジャンプっぽくないように思えたからです。ストーリーは、漫画家の叔父をもつ主人公が、週刊少年ジャンプで漫画家を目指すというものです。これだけ見ると、王道中の大道のように見えると思いますが、恋愛要素がストーリーの中でかなり重要になります。作中で、「主人公の漫画がアニメ化されたとき、ヒロインの声優をこの作品のヒロインにやってもらう。この夢が叶ったら結婚する。それまでは会わない」、という約束をします。この約束が、『バクマン。』をジャンプっぽくなくしているな、と思います。そして、個人的にこの作品が好きな理由として、漫画が題材の作品のため、主人公やライバルが作ったキャラがたくさん登場します。このキャラたちが、とても魅力的なのです。羨ましくなるような大恋愛と、魅力的なキャラクターたち。友であり、ライバルである、という立ち位置がきちんと強調されており、『バクマン。』ならではの名言が、この作品を引き立てていると思います。