鬼滅の刃 最高です!
アニメから入りました。Ufotableさんが制作したのものですが、演出や絵が最高すぎます。水の呼吸のシーンは歌舞伎で良く表現されるような描き方をしていて本当に驚きましたし、すごいなと思いました。第1話の雪のシーンはリアルで驚いたのですが、実際に雪山に行って取材したそうです。そういうプロ意識というか求め続ける姿勢が作品に反映されていて素晴らしいと言いたいです。偉そうですが。
アニメも、素晴らしいのですが、漫画もまた素晴らしい。言葉がまた読者の心にしみるのです。特に、おすすめしたい巻数が6巻の柱合会議編、9巻からの遊郭編、16巻あたりから無限城編。6巻の柱合会議は義勇さんや、鱗滝さんの覚悟が伝わってきます。鱗滝さんはお館様に宛てた手紙の中で、もし禰豆子が人を襲った場合、炭治郎、鱗滝、義勇が責任をとって腹を切りますと書いていました。この後のお館様の柱たちへの言葉がすごいなと思ってしまいます。お館様は頭ごなしに納得しろと言うでもなく、静かに言葉で説得という手段をとっていきます。柱合会議のあとの蟲柱 胡蝶しのぶのもとに炭治郎たちは預けられます。そして、炭治郎としのぶとの会話のシーンがあります。ここで、はじめてしのぶの心情が明かされます。しのぶの鬼への憎しみ、亡き姉カナエの意思を継がなければという想い。自分の中の相反する感情に対しての葛藤がセリフに表れていると思います。