クロノ・トリガー / Chrono Trigger

クロノ・トリガー / Chrono Trigger

『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。
主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。

jinn_69のレビュー・評価・感想

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
8

スーパーファミコンの名作RPG

1995年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコンのRPGゲームです。
ストーリーの舞台がよくある「過去・現代・未来」だけでなく「原始・古代・中世・現代・世界崩壊・未来・黒の夢・時の果て」と広がっていて、独特で壮大な設定になっています。
「現代」に生きる主人公クロノが王国の千年祭を楽しむ街で少女のマールと出会い、物語は始まります。
二人は出会い頭にぶつかってしまい、その瞬間に鐘が鳴り響くというロマンティックな出会いです。後のストーリーで主人公クロノは王国裁判にかけられてしまうのですが、このマールとのぶつかり方で有罪無罪が分かれたりするなど、細かな設定がされています。
マールと共に幼馴染の発明家ルッカを訪ね、偶然の事故からマールが行方不明に…そこから物語は大きく動き、現代から中世や未来を駆け巡り、その中で世界の終わりを目にしてしまいます。
必ず訪れてしまう「世界崩壊」を食い止めるため、クロノと仲間達の時空を超えた冒険と戦いが描かれた作品です。

物語構成も壮大で素晴らしいですが、RPG好きには音楽も重要です。このクロノトリガーの音楽がまた素晴らしいです。FFシリーズで有名な植松信夫さんが携わっています。フィールド曲の1つ「風の憧憬」は人気が高く、歌手の清水翔太さんがサンプリングし「風のように」という歌曲を制作したことでも有名です。
システムはFFシリーズと似通ったところも多くありますが、主な特徴としてはキャラクターの属性(火・水・天・冥)により技や武器が変わること、シンプルで分かりやすいシームレスバトルになっていることがあります。技の組み合わせについてもキャラやキャラの装備している武器で変わってくるという細かい設定が施されています。
物語設定やキャラクター、音楽等、どれをとってもスーパーファミコンのRPGの中でトップレベルです。
PS版やDS版などでも発売されており、アニメーションが追加されたりイベントが追加されるなど、一度プレーしたことのある人もまた楽しめる人気作品です。世代で言えば30代が食い付く事間違いなしの作品です。