推しが死ぬ可能性にさえ耐えられるなら読んで欲しい
アニメ化もして、爆発的な人気を誇る「鬼滅の刃」。いまやタイトルくらいは知っているという人も含めれば、ネームバリューはかなりのものだと思います。
さて、この作品のオススメは、何と言っても作り込まれたキャラ設定です。味方だけではなく、敵にまでチョイチョイ、深い設定があります。おかげで「コイツにはこういう背景があってこうなったのか、じゃあもしこれがこうなってたらコイツは…」みたいな妄想やら考察やらがはかどります。楽しい。
また、主人公以外のキャラにもそれぞれ魅力的な部分が多く、何もかも主人公が1番!という訳ではないのが良いです。最近の少年漫画としては割と珍しいかもしれません。実際、ただただ「主人公すげー!最強!モテモテ!」みたいな作品は、漫画に限らずつまらないですよね。
難点というか、わたしが10段階評価で10ではなく9をつけた理由があるとしたら、それは、キャラがかなり死ぬことです。推しが死ぬ率高いです。登場したと思ったら割と早めに死んでしまったキャラとかいます。あと、最終決戦だけで間違いなく3人以上死にます。これはこれで、近年の少年ジャンプには珍しいかもしれないですが、死んだキャラが推しである場合、自分のメンタルも死にます。週の初日からお葬式気分。なので、推すと同時に「人はいつか死ぬ」みたいな悟りを開くくらいでないと、辛いかもしれないです。少なくとも、みんな生きてるハッピー!って感じの作品しか読みたい人には向いてません。
ただ、キャラが死ぬことさえ耐えられれば、激推しの作品です。ぜひ1度、読んでみてください!