映画「ゲット・アウト」レビュー
白人女性の恋人の実家へ挨拶に行った黒人の男性が主人公です。
友人に「白人の彼女の実家へはあいさつに行くな」と冗談交じりで忠告されますが、彼は実家へ挨拶に行きます。
彼女の実家では大歓迎されますが、それとは裏腹に使用人として働いている黒人や彼女の親戚の黒人に違和感を強く覚えます。また自分のことを必要以上に評価してくる親戚一同にも違和感を覚えます。
この映画のあらすじを読んだときからどんな物語なのか気になっていました。
Netflixにこの映画が上がっていたので早速観てみました。
彼女の実家の人たちも親戚一同も主人公をとても気持ち悪いほどに好意的に接しており、その中で彼女と、友人の存在が安心して観ていられました。
使用人の黒人への違和感、親戚の黒人への違和感は分かりやすく描写されていました。
夜中に猛ダッシュしたり、言っている内容とは裏腹に涙を流したり、若者なのに老人のような態度だったりと主人公がこの場に居たくない環境がどんどん出来上がっていき、内容もどうなっていくのかワクワクして観ていられました。
私が好きなシーンは、友人が主人公と連絡が取れなくなり、頑張って助け出そうとするために奮闘するところです。主人公の唯一の拠り所の彼女に裏切られるシーンも見どころです。
彼女の実家では一体何が行われているのか、ぜひ観てみてください。