もう誰が見ても感動します!
多くの方の話題の中心だった映画で今更語る必要がないほどのものです。
フレディ・マーキュリーが生き返ったのかと思うほど、ラミ・マレックが生き写しのように再現しており本当に衝撃を受けました。元々の風貌はフレディーとはかけ離れているのに。付け歯(形容詞があっているかはわかりませんが)をして演じていたそうですが相当研究したんだろうなぁと思いました。
一青年が栄光を掴み、掴んだ後自らその栄光を手放すような生活の描かれ方に涙。しかもほぼ実話です。
スターの孤独はスターしかわからないのでしょうね。クイーンのメンバーからの信頼を失って軋轢が生まれるところは特に涙です。
何より実際当時ライブエイドを観た人間としては、そのライヴの再現性の高さには目を見張るものがありました。本当にフレディが歌っているようで大号泣!
またフレディ・マーキュリーのHIV感染の報道がされた時のことを覚えていますが、当時HIV感染の問題が頻繁に叫ばれており、大スターが公表することでとても勇気をもらった人が多いと感じます。療養中は最後のパートナージムハットンに色々とかいがいしく面倒を見てもらうんですよね。最後のとても幸せな時間だったと思います。
実際そのあとにすぐにフレディが亡くなってしまう報道が当時あり、そのことをかなり思い出しながら観ていました。こう書いてしまうとクイーンファン以外は興味がもてない映画なのかなと思われそうですが、フレディ・マーキュリーもクイーンも知らない方が観ても何かを感じ、何かを思う素晴らしい映画だと思います。