ワンダー 君は太陽 / Wonder

ワンダー 君は太陽 / Wonder

『ワンダー 君は太陽(Wonder)』とは2017年のアメリカ合衆国のドラマ映画。原作は、2012年に発表された新人作家R・J・パラシオの処女作「ワンダー」である。
外見からわかる先天性の障害がある少年が様々な困難に立ち向かい、周囲の考え方を変え、周りと共に成長していく。少年の視点だけでなく、複数の登場人物の視点が導入されている。「見た目ではなく中身を見る」という事の大切さを伝えている物語。

asami_hashimotoのレビュー・評価・感想

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ワンダー 君は太陽 / Wonder
8

親子で観る感動映画

先天性の病気を持って産まれ、何度も整形手術をし、皆とは見た目が違う男の子が主人公です。学校には通わず自宅学習をしていた少年が、両親に後押しされ学校に通う事を決心しますが、学校生活でいじめや裏切りを経験し、辛い毎日を送ることになります。しかし、ある女の子との出会いをきっかけに、徐々に本来の自分を出せるようになり、友達の輪が広がり、真の友情を見つけます。クラスメイトたちが変化していく様子や、少年がたくましく成長していく様子が見どころで、心温まる感動ストーリーです。
いつも家族の中心的な存在で、家族の愛情をたっぷり受けて育つ少年の陰で、しっかり者の姉の存在があり、姉もまた、学校での人間関係に悩みを抱えていますが、両親の関心が弟ばかりに向いているので、見ていると切ない気持ちになります。
子供にもストーリーの内容やメッセージが伝わる映画なので、親子で感動しました。小学生の子供に見せると、道徳教育にもなると思います。
ラストに起こるサプライズが、見る人をポジティブな気持ちにしてくれます。
どんなに意地が悪い子でも、きっかけさえあれば変われる!どんなに自分に自信がなくても、小さな成功体験を積み重ねれば、前向きになれる!そんな映画です。