王道少年漫画
呪いと言われる人の負の感情が折り重なって生まれた化け物と、呪術を使って呪いを祓う人間の戦いの物語。最初のころは絵柄も雑な印象を受けるが、巻が進むにつれて作風とも馴染み味も出てきた。
第一話は数年前に同じ漫画雑誌で連載されていて短期打ち切りになった作品とよく似た展開で期待はしていなかったが、話が進むにつれどんどんと引き込まれていく。二巻で主人公が死亡するシーンは衝撃的でよく覚えている。伏黒恵の「俺は呪術師なんだ」と言うセリフと釘崎野薔薇の「私は強く在ろうとする私が大好きだ!!私は釘崎野薔薇なんだよ!!」もかっこよかった。キャラ同士のセリフの掛け合いも光るものがあると感じる。
自分は沢山の漫画を読んできたが五条先生が作中初、領域展開を使用したシーンはベスト3に入るくらいかっこいいし好きなシーン。キャラクターもよく立っていて東堂葵、七海健人、吉野順平サブキャラも人気があるし敵側のキャラクター夏油や真人も悪役なんだけどとても好きなキャラクター。コミックスは2021年現在16巻までであり、書下ろしマンガもとても面白い。2020年のアニメも大いに盛り上がったが、まだまだ盛り上がるマンガだと思う。