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映像と音楽が互いを引き立て合う
音楽を聴くときは大体ワンコーラスで満足、なんていう人もいるだろう。
しかしそんなものはこのアーティストには通用しない。
ほんの少し聴くつもりがフルで聴いてしまった、そんな経験を幾度となくさせてくれるアーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」
彗星のように現れたミュージシャンとはまさに彼らのことだ。
いつの間にか現れていた彼らのYOUTUBEでの再生回数は瞬く間に上がっていき、デビュー曲ともいわれる「秒針を噛む」は既に2000万回を越えている。
作詞・作曲を務めるボーカルのACAねの才能や歌唱力はどの楽曲からも窺い知ることができる。
聴いた人間に考察をさせてしまうくらいの歌詞は時には韻をふみ、時にはストレートに、我々の心の中に波紋を生み出していく。
特徴的ともいわれる彼女のハイトーンボイスは力強くも弱弱しくもあり、他のアーティストにはない唯一無二の歌声だ。
また、ACAねを支える編曲者とアニメ映像制作者の実力にも舌を巻くものがある。
担当者は固定されておらず曲により変わるのだが、それぞれが「ずっと真夜中でいいのに」の世界観を生み出し次々と良いものを発信している。
こういった実力者との繋がりを持つACAねの人脈とアーティストとしての魅力には目を見張るばかりだ。