彼岸島 / Higanjima

Stonpsanxyのレビュー・評価・感想

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彼岸島 / Higanjima
3

とにかく読んでいて気持ち悪くなる

一年中彼岸花が咲いている架空の島、彼岸島を舞台にした作品です。
行方不明となっている主人公の兄は、以前婚約者の地元である彼岸島を訪れ、「絶対に開けてはいけない」と言い伝えられている神社の扉を開けてしまいます。実はその神社には吸血鬼が封印されていて、主人公の兄がその封印を解いてしまったことにより、彼岸島は吸血鬼たちの島となってしまいます。体内に吸血鬼の血が入り込むと、その人もまた吸血鬼となって人間の生き血を求めるという現象です。
吸血鬼たちは強靭な肉体で弱点はほとんどありません。そんな島に興味本位で吸血鬼退治のために主人公とその友人たちが赴くというところから物語が始まります。
ストーリー構成そのものはなかなか面白く、吸血鬼がさらにパワーアップした「鬼」、吸血鬼のなれの果てである「亡者」など、様々な怪物が登場します。続きが気になるようには描かれていると思います。
ただ、描かれているシーンがあまりに残酷です。殺戮シーン、吸血鬼が血を吸うシーン、鬼や亡者といった化け物の絵柄も気持ち悪く、途中で読むのをやめてしまいました。
劇画調の絵なので、化け物の絵柄にも殊更リアリティがあります。ホラー映画が好きな方にはおすすめのマンガだと思います。