名探偵コナン ゼロの執行人 / Detective Conan: Zero The Enforcer

名探偵コナン ゼロの執行人 / Detective Conan: Zero The Enforcer

『名探偵コナン ゼロの執行人』とは、東宝配給、トムス・エンタテインメント製作、立川譲監督によるアニメ映画。東京で開催予定のサミット会場で大規模爆破事件が発生。事件の容疑者として逮捕された毛利小五郎の無実を証明しようとする江戸川コナンの前に、公安警察の古谷零が立ちはだかる。2018年製作・日本作品。

mizuo39のレビュー・評価・感想

名探偵コナン ゼロの執行人 / Detective Conan: Zero The Enforcer
10

サスペンス!アクション!さすがコナン!

名探偵コナン劇場版22作目にあたる「ゼロの執行人」は、社会現象にもなった「安室の女」を急増させた作品です。
「安室の女」を急増させた本作は、別に安室さんがただカッコいいという作品ではないんですよ!(いや、カッコよさはたしかに否めませんが。)「降谷零」「安室透」「バーボン」の3つの顔をもつ男の、特に公安警察「降谷零」に注目した作品になっています。
日本を守るという公安の正義、身近なものを守らんとするコナンの正義など、たくさんの人の守ろうとするものと手段が交錯します。
コナン作品では定番になってきた爆発や、息を飲むアクションももちろんありますが、本作はあの「相棒」を手がけた脚本家さんが脚本を担当されており、サスペンスとしても、大人も楽しめる作品になっています。
また、メインテーマのアレンジについても、毎年テーマに沿ったアレンジが加えられますが、本作のアレンジはとってもカッコいい!電子的な雰囲気と、少し不安にすらなるようなミステリアス感、キメのポイントに入る楽器のフレーズ。冒頭で流れたのを聞いたときには、いい意味でゾッとしました。メインテーマ以外も、随所の音楽がいつも以上に秀逸でした。本作の注目ポイントのひとつだと思います。