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サスペンス!アクション!さすがコナン!
名探偵コナン劇場版22作目にあたる「ゼロの執行人」は、社会現象にもなった「安室の女」を急増させた作品です。
「安室の女」を急増させた本作は、別に安室さんがただカッコいいという作品ではないんですよ!(いや、カッコよさはたしかに否めませんが。)「降谷零」「安室透」「バーボン」の3つの顔をもつ男の、特に公安警察「降谷零」に注目した作品になっています。
日本を守るという公安の正義、身近なものを守らんとするコナンの正義など、たくさんの人の守ろうとするものと手段が交錯します。
コナン作品では定番になってきた爆発や、息を飲むアクションももちろんありますが、本作はあの「相棒」を手がけた脚本家さんが脚本を担当されており、サスペンスとしても、大人も楽しめる作品になっています。
また、メインテーマのアレンジについても、毎年テーマに沿ったアレンジが加えられますが、本作のアレンジはとってもカッコいい!電子的な雰囲気と、少し不安にすらなるようなミステリアス感、キメのポイントに入る楽器のフレーズ。冒頭で流れたのを聞いたときには、いい意味でゾッとしました。メインテーマ以外も、随所の音楽がいつも以上に秀逸でした。本作の注目ポイントのひとつだと思います。