ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom

ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom

「ボールルームへようこそ」とは、「竹内友」による漫画作品。2011年より「月刊少年マガジン」にて連載を開始し、2017年夏に「Production I.G」製作でアニメ化。なんの取り柄もなく日常をただ過ごしていた気弱な少年「富士田多々良」は、ある日偶然にも社交ダンスに出会う。プロダンサーの仙石や同年代のダンサー兵藤・雫達に影響され、多々良は社交ダンスに没頭していく。

jcsdj150のレビュー・評価・感想

ボールルームへようこそ / Welcome to the Ballroom
10

ダンスが好きな人もそうでない人も。

主人公は特に趣味もない特技もない冴えない男の子。
たまたま出会った社交ダンスを始め、少しずつ成長し、リーダーとしてのたくましさや男らしさ、憧れへの熱意や尊敬の意、他人の意見を素直に吸収していく姿に感動し、励まされます。
読んでいて爽快かつ優雅な気持ちになれる漫画です。

社交ダンスを見るのが好きな私に友人が勧めてくれたのがきっかけでした。
漫画はリアリティ無いしなぁと思いながらも、読み出すと大会やルール、細かな知識が増え、純粋に部活系の少年マンガのように楽しむことができました。

アニメも放送されていて、ダンスという題材なだけあって動きが加わるとより面白いです。
そして、つい同じステップをしてみたくなったりもします。

出てくる女性もクール系から可愛らしい系まで揃っていて魅力的。
みんなダンスの事になるとキリッとスイッチが入り、カッコいい競技ダンスの世界に引き込まれます。
衣装デザインも凝っていて、他の題材にはないヴィジュアルも楽しめます。

画力もあり、迫力のあるシーンやほんわかしたシーンも幅広く描きこなす作者さんです。

とても躍動感があり、みていて飽きません。まだまだ連載続きそうですが、終わりの展開が想像できないのでとても楽しみです。