人として色々考えさせられる
簡単に言うと人間の力を超越した力を手にしてしまった殺せんせーは次の春までに生徒達に暗殺される、それが出来ない場合地球が爆発するというストーリーだが、その間殺せんせーがいい先生すぎて先生と生徒達の信頼関係がどんどん深まっていく。
そして殺せんせーの受け持ったクラスはE組という学力やら風紀やらが最悪な連中の揃ったクラスだがテストは殺せんせーの教えでみんな成績が格段に上がり、ガラの悪い生徒は殺せんせーが一人一人体でぶつかり合って心を通わせ信頼関係を深めていき、運動会や学園祭では優秀なA組を相手にいい勝負をしたり、時には勝ち、時には負けを繰り返し生徒も、そして殺せんせー自体も人間として成長していく様があたたかく描かれている。
そんな日も春には誰もが終わりを迎えることを知っていてその間生徒も先生の暗殺を試みるが殺せんせーの超絶スピードの前に誰も暗殺が出来ない状況にあった。春が近づくにつれて殺せんせーを誰も殺したくないという生徒全体の結論に達し、生徒達が事細かく調査した結果殺せんせーを生かしておいても地球が滅亡する可能性は1%未満ということが判明し、生徒達が歓喜する。しかし春に政府がタイムリミットを設け時限式の暗殺装置を殺せんせーを捕まえた包囲網に向けてあと数分で発射という場面で殺せんせーは殺されるなら生徒に殺してほしい、生徒は政府に消される前に俺たちで先生を殺すんだと言い、生徒全員が殺せんせーを抑え込み生徒の一人がナイフでトドメを刺すシーンがとにかく感動的。
人として色々考えさせられる部分が多いので是非このシーンは一度見て損はないと思う。