アリータ:バトル・エンジェル / Alita: Battle Angel

アリータ:バトル・エンジェル / Alita: Battle Angel

『アリータ:バトル・エンジェル』(原題:Alita: Battle Angel)とは、2019年に公開されたアメリカのサイバーパンク・アクション映画である。原作は、木城ゆきとが1990年代に連載していた『銃夢』。監督はロバート・ロドリゲス、製作はジェームズ・キャメロン、脚本はキャメロンとレータ・カログリディスが務めた。主演のローサ・サラザールは、サイボーグである主人公のアリータをパフォーマンス・キャプチャー・アニメーションで演じた。
地球と火星連邦共和国(URM)の間で繰り広げられた没落戦争から300年。世界は空中都市「ザレム」と、そこから排出された廃棄物が堆積する荒廃したクズ鉄町「アイアンシティ」に分断されていた。クズ鉄町に暮らすサイバー医師のイドは、ある日スクラップの山から少女のサイボーグの頭部を発見する。イドは彼女を修復して身体を与え、アリータと名付けた。過去の記憶を失っていたアリータはイドのもとで新たな生活を始めたが、アリータは300年前に作られた戦闘用サイボーグであり、失われたテクノロジーの塊だった。自身に秘めた戦闘能力に気づいたアリータは、クズ鉄町を支配する悪に立ち向かうことを決意する。

baristenderのレビュー・評価・感想

アリータ:バトル・エンジェル / Alita: Battle Angel
10

アリータの自分を取り戻し強く生きる姿に感動しました。

主人公であるアリータが頭部だけが生きた状態で見つかり、他の部分をイドによって作られた体によって生きていくという物語です。
この映画では体を機械にして生きるということが多々あるようで、そんなSFチックなところがとても面白かったです。アリータの性格がとても真っ直ぐなところにいろいろな人が惹かれていくのだと感じました。
一番良かったのは、アリータがモーターボールという競技に出場した場面です。アリータは結局代替えの体から自分の本来の体であるバーサーカボディを入手し、その競技に出るのですが、他の競技者がアリータを殺すためだけに雇われた人だったので競技が殺し合いに変わってしまいます。歴戦の戦士なだけあり、それに軽々と応戦していく様子は一瞬でも目が離せませんでした。彼女の俊敏な動きやそのスピーディーな演出が本当にカッコよかったです。
また、この映画は3Dで視聴しました。私は初めて3Dで映画を見ることになって最初は大して変わらないと思っていたのですが、最初からその1つ1つの場面でその場にいるような臨場感を味わえたのには本当に驚きました。敵の攻撃を避けて目をつぶってしまうほどリアルでした。このように出会いや感動がありSFの最高潮が味わえるアリータは本当におすすめです。