陽だまりの彼女

陽だまりの彼女

『陽だまりの彼女』とは、越谷オサムによる日本の恋愛小説を原作として2013年に映画化された恋愛映画である。交通広告代理店の営業マンである奥田浩介(おくだこうすけ)が中学時代の同級生の渡来真緒(わたらいまお)に再会することからはじまり、ふたりは恋愛し結婚する。幸せな毎日を過ごしていたふたりだが、真緒に異変が現れる。そして浩介は真緒の驚くべき秘密を知るのだ。恋愛ストーリーの中にファンタジー要素が加わり、可愛らしく心温まる映画となっている。

tasaking1985のレビュー・評価・感想

陽だまりの彼女
10

映画も本も素晴らしい!

「陽だまりの彼女」が映画化されると決まったとき、私は予告を観て気になり、原作である本を購入しました。この物語は何の変哲もないサラリーマン・奥田浩介が、中学の同級生・渡来真緒と運命的な出逢いを果たして恋に落ちる話です。
真緒は中学校当時、勉強が全く出来なく、クラスの子に馴染めず、性格も難ありで虐められていました。そんな真緒を救ったのが浩介です。二人は卒業を元に別れましたが、大人になって再会します。変わり果てた真緒に驚く浩介、そしてずっと浩介を探していた真緒の、二人が織りなすラブファンタジーです。私は初めて本を読んで泣きました。読み進めたいくうちに、二人の素敵な恋がだんだんと切なくなってしまうところがとても胸苦しかったです。ですが、最終的にハッピーエンドになります。原作を三度読み泣いて、映画館で三回観に行って泣きました。結末をしっているのに、ここまで泣ける映画は人生初でした。心が綺麗になった気がしますし、終わった後はとても清々しい気持ちにもなれます。ファンタジーが苦手な方でも観やすいと思います。一人ももちろん、友達や家族、そして恋人など、様々な方に見てほしいです。