ドキドキの反逆物語!
主人公のルルーシュが、世界一の大国やその国を守るために戦う強力な騎士たち、更には幼なじみであり親友のスザクまでもを敵にまわして、それでも弱者が虐げられない優しい世界をつくるために奔走する姿にとてもハラハラドキドキする作品です。
一度決めた目標のためならどんなことでもしてしまうルルーシュは、反逆者ゼロとして様々な反乱を起こしていきます。そのなかで沢山の人を殺していく様はもはや悪役のようにすら感じられ、物語の中盤ではルルーシュのしていることは本当に優しい世界に繋がるのだろうかと不安に思うことすらありました。そんな中、ついにルルーシュが優しい世界をつくろうと決意した理由である妹のナナリーにもその手を振り払われてしまい、ルルーシュは自分がしてきたことへの意味を見失いかけます。それでも優しい世界をと手を伸ばし続けたルルーシュは、最後には自分を犠牲にして世界から憎しみの連鎖を絶ちきり、そうすることでようやく世界は優しい方向へと歩み始めるのです。
ルルーシュの波乱万丈な反逆し続ける人生を描いたこの物語は、次の展開が読めずいつもハラハラしてしまいます。だからこそ面白く、早く続きが見たいと思わせるような作品です。