圧巻のライブエイドでした
物語の進行自体はシンプルで、事実とは違った点もかなり多いのでQueenの旧来のファンが観たら違った感想を抱くかもしれない。個人的にはあまり今回の映画のフレディーマーキュリーには共感出来ない部分が大きかったが、フレディとハットンとの関係や、メアリーとの愛情の形、在り方など、非常に考えさせられる部分があった。
昔のバンド特有のイザコザや、ゼロから音を作っていく過程のワクワク感など、バンド好きならたまらない場面が多かった。今は音作りも機械でされる事が多い時代なので、古き時代のバンドの在り方にグっと来た。
そして最後のライブエイドはとにかく圧巻でした。実際には21分間もなく、13分である事が話題になっていたので心配していたが、全く気にならないくらいクオリティが高く熱いライブに仕上がっていました。披露されたのは『ボヘミアン・ラプソディ』『RADIOGAGA』『ハマー・トゥ・フォール』『伝説のチャンピオン』の四曲でした。実際には『Crazy Little Thing Called Love』と『ウィ・ウィル・ロック・ユー』も撮影していたらしいので、その二曲もライブエイドで観る事が出来たら良かったなぁ…と少し残念な気持ちになりました。