スピッツと草野マサムネの魅力について。
『ロビンソン』の発売日が僕の二十歳の誕生日であったことを最近になって知り、よりスピッツに対して縁を感じるようになりました。今の自分にとって彼らの音楽は生活になくてはならないものになっています。今でこそ他のアーティストの曲も聴くようになりましたが、一番ハマった当時は少なくとも一日8時間以上は聴いていたと思います。
スピッツの音楽はBGMになります。ボォーっとするにはちょうど良い感じですね。流していてもイメージが漠然としているため、無理やり頭に入ってこないんです。だからと言って感動がないというわけではなく、歌詞をよく噛みしめるようにして聴いてみるとハッとなります。切ない曲もあれば、ただ、ただ楽しい曲もある。難しく考える必要はない。
ボーカルの草野正宗はバンドの中で唯一の独身。だけど、右手の薬指にはいつも銀色の指輪が光っています。モテないわけがないので、彼女はいるんだろうというのがファンの想像。あんな50歳はありえません。マサムネ君は結婚してないから老けないのかな。そんなことを考えながら『恋のうた』や『夏の魔物』を聴いてみたりする。とても不思議ではずかしい気持ちになる。