恋と青春
この作品から、すぐに印象づいたものは爽やかで青春でした。学校生活が多く話に出て、青春と恋の要素もたくさん入っている作品でした。
母の死をきっかけにピアノの音が聴こえなくなり、ピアノをやめた主人公が、ヒロインの登場で音楽の世界に戻るストーリーです。この作品には名言と思われるものが、いくつか散りばめてあり、その一つに「星は夜、輝く」と挫折から立ち直りの言葉があります。そういう名言も青春の要素かと思います。
幼馴染で家が隣の椿と、サッカー部で親友の渡、ヒロインのバイオリニストの宮園かをり、この登場人物の兼ね合いも青春で、自身の学校生活を思い返すとような話になっています。
話の流れでヒロインの宮園かをりと主人公の有馬公生が、音楽のコンクールに出ます。ピアノを弾く音楽と映像が、すごく見応えがありました。青春のストーリーがすごく好きな作品でした。ヒロインの宮園かをりが主人公に近づくために、題名にもある嘘をつきますが、乙女心のような可愛い嘘で、恋の要素も作品を彩るものでした。青春と恋、昔を思い返す少しの切なさと溢れる、楽しさがある作品でした。