来世は他人がいい

来世は他人がいい

『来世は他人がいい』は小西明日翔による漫画作品。関西最大の指定暴力団組長の孫娘・染井吉乃(そめい よしの)が、自身の婚約者で関東最大の指定暴力団総長の孫・深山霧島(みやま きりしま)のサイコパスな本性に振り回されながらも、持ち前の度胸と思い切りで様々な騒動を切り抜けていく極道ラブストーリー。
作者の小西が「鉄男」名義でpixivで発表していた同名の作品が元となっており、その後『月刊アフタヌーン』にて2017年10月号から連載。「次にくるマンガ大賞2018」にてコミックス部門1位を獲得。2021年5月時点で累計発行部数は130万部を突破した。2022年には第46回「講談社漫画賞」総合部門の最終候補14作品に選出された。
一迅社発行の月刊漫画雑誌『コミックZERO-SUM』2015年9月号にて『二人は底辺』のタイトルで読み切り作品が掲載された。この話は吉乃の中学時代の話となっており、霧島は登場しない。

hai0213のレビュー・評価・感想

来世は他人がいい
10

今までにない恋愛モノを読みたいあなたに!

「来世は他人がいい」という漫画をご存知でしょうか、小西明日翔先生が月刊アフタヌーンに連載している最高にクレイジーなラブストーリーなんです!
来世は他人がいいなら現世はなんのか?現世はヤクザの孫同士の婚約者なのです。主人公の女子高生・染井吉乃は大阪のヤクザの孫娘で、その婚約者は東京のヤクザの孫息子の男子高生・深山霧島。
物語はヤクザの祖父同士の間で婚約話が持ち上がったことを機に吉乃が上京し、深山家に居候するところから始まります。霧島は常に笑顔で優しかったと思えば、上京したての吉乃に対して「思った以上に吉乃が普通過ぎてちょっと飽きちゃったんだよね」「吉乃の取柄ってその顔と体だろ?それ売ってきて金にしてくれない?」などとのたまい、組が関わってるデリヘルで働くことを提案してくるような危険な男で、吉乃も出会ったばかりの霧島の人間性に戸惑ったり、学校でのいやがらせにホームシックになったりしてたと思ったら、霧島の体売って稼いでこい発言に対して腎臓片方を400万で売って「人生メチャクチャにしたるからな」と教室で宣戦布告しちゃうような女なんです!主人公カップル以外の登場人物もクセが強くて、渋いおじ様から手懐けたくなるような若者まで揃っています。ほのぼのラブコメに飽きた人にほど読んでほしいスリリングな恋愛漫画(!?)ぜひご一読くださいませ!