秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second

『秒速5センチメートル』とは、2007年に公開された日本のアニメーション映画作品およびそれを原作とした小説・漫画などの派生作品。「君の名は。」(2016年)で有名な新海誠監督の劇場公開長編第3作目。思春期から成人までの男女の心の距離と速度をテーマとした3つの短編の連作。現実の現代日本を舞台に、少年・少女を主人公とした恋模様や葛藤が描かれる。

eri-02のレビュー・評価・感想

秒速5センチメートル / 5 Centimeters per Second
8

新海誠の最高傑作

自分が初めて衝撃を受けた作品でした。見終わった後なんとも言えない気持ちになります。

この映画は第1話、第2話、第3話と分かれています。
第1話は、貴樹が昔仲よかった明里に会うという話です。一見すると単純な恋愛映画のように見えますが、そんな描写は全くと言っていいほど少ないです。どちらかというと、貴樹の孤独や、切なさや、心細さなどの印象を大きく受けました。このように、第2話、第3話も同じように、貴樹を中心に話は進められてきますが、どうもスッキリしなかったり、不思議な感じで映画が進んでいきます。少しでもこのような雰囲気なるように、映画予告を見てほしいです。映画予告だけでも、これ本当に恋愛映画なの?っと感じてしまうのではないでしょうか?
ストーリーは、驚くほど単純です。しかし、単純なはずのストーリーなのにモヤモヤしてしまう感情が浮かんでしまうのではないかとおもいます。
決してハッピーとは言えない映画なので、自分はとても好きですが、中にはあまり好きではない友達も多かったので、自信をもってオススメすることができなかったです。しかし、自分はとてもハマってしまいました。この不思議な感覚に。