クロノ・トリガー / Chrono Trigger

クロノ・トリガー / Chrono Trigger

『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。
主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。

naoki0613のレビュー・評価・感想

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
9

王道かつのめり込めるRPG

タイムスリップをして未来を変える、滅びる世界を救うために戦うという王道なストーリーです。
細かな設定は非常にワクワクするようなもので、例えば過去では魔法が栄えた文明があったが滅びた、魔族と人間の戦争があった、未来では世界は滅びてしまっていて、生き残った人間たちは希望も無くひっそりと暮らしている、など。それぞれの時代にそれぞれの物語があり、別の時代へ繋がっていたりもします。そのような細やかでリアリティのある設定がプレイヤーをゲームの世界にのめり込ませると思いました。
また、キャラクターも魅力のひとつです。私のイチオシはカエルです。味方メンバーの一員になるのですが、魔族と人間との戦いに敗れてカエルの姿にされた元人間です。そのカエルが剣を持ち、ピンチを救ってくれたり、敵討ちのために魔王に立ち向かう様はカッコいいの一言です(まあ、その魔王もまた魅力的なかっこよさで、仲間になることもあるのですが)。
他にもこのゲームの特徴的なシステムとして、味方同士の連携技があります。キャラクターの技と技を掛け合わせて発揮される連携技は、カッコいいものから笑えるものまで多数あり、画面内を所狭しと動き回るキャラクターにこちらも楽しくなってきます。新しい技を覚えるたびにどんな動きをするのか、連携させられるのか気になってしまいます。こんなにワクワクするゲームはこれが最初で最後かもしれません。