DQ史上最高傑作
ドラゴンクエスト11は堀井雄二さんが「鳥山さん、すぎやまさんと作る最後のドラクエ」と意気込んでいただけあってストーリー、キャラの個性、画質、音楽のどれをとってもハイレベルなものとなっており、同時にこの御三家の作る最後のドラクエという寂しさもある。
またDQファンにとっても「ロトシリーズ」の原点を知る物語であること、要所要所に懐かしい音楽が流れていること、復活の呪文でゲームを再開できることはなんといってもたまらないものではないだろうか。
特に上記にも記したようにDQ11は「ロトシリーズ」との関連が非常に強く、DQ1、DQ3とは特に結びつきが強い。例えば、16歳の成人を迎えるた日に城へ出向くのはDQ3と同じである。クリア後のフィールドのBGMもDQ3と被っており、DQ3と同じように黒幕を倒した後にロトの勇者として語り継がれる。そのあとに流れるEDの最後にDQ1の主人公が竜王の城に挑もうとする瞬間が流れる。スタッフロールの終わりにはDQ3の最初に城に行く前の主人公が母親から起こされているであろうシーンが流れている。他にも例を挙げればきりがないほどあるが、それは歴代DQファンにはとてもうれしいことである。
もちろんストーリーはDQ11として独立できているので、DQシリーズを始めてプレイされる方にも安心して楽しめるようになっている。このような点をふまえて私はDQ11がDQシリーズ最高傑作であること、そしてDQシリーズという枠をこえてテレビゲームとしてとても面白いものだということを主張したい。