原作は読んだ人は、好きじゃないと思う作品。
約2時間で話はうまくまとまっているなーと思いました。
原作を読んでいないので、キャストに対しての不満なども特に感じることなく見ることができました。
原作を読んでいないけれど、色がついている俳優の芝居は難しいなぁと思いました。
主役の中島健人さんはやはりジャニーズ。彼が人気がある理由がわかりますが、演技をしてもSexy Zoneの中島健人さんでそのイメージは覆せませんでした。しかし、デートの私服姿とロミオを演じている時の衣装は彼の良さを引き立てていたと思います。
中条あやみさんは制服姿でのスタイルの良さは言うことなし。可愛いし、コミカルな演技も良かったです。でも中条あやみのイメージが強すぎて桐崎千棘にはなりきれてなかった。
演技として良かったのは小野寺小咲役の池間夏海。おとなしいけど、芯が強く可愛いらしい人物を演じきっていたと思います。
漫画や小説などから映画化はもはや主流ですが、ここですでに知名度が高く、アイドル的な人を起用するのももはや当たり前の流れ。
しかし、こういった原作があるキャラクターを配役で選ぶ際にはしっかりとオーディションで選ぶべき。人気頼りにするのでなく、そのキャラクターになりきれるかどうかが重要だと思います。
原作を読んだ人たちにはアニメ化もされているし、そのキャラクターのイメージがすでにあると思います。そういった方は多分楽しめない作品でしょう。
日本の映画が海外映画と戦えない理由はハッキリしてます。
配役です。今回のキャストはみんな魅力あるし素敵な人だけれども、ニセコイの役にはハマってなかった。
この映画は中島健人さん、中条あやみさんが好きな人が見るものです。ファンの方は彼らの顔を見て満足してください。
一年も経ったらファン以外には残念ながら忘れ去られてしまうでしょう。
キャストそもそもの人気ではなく、作品の内容で勝負する映画が出てこなければ、日本の映画の客離れはますます進むと思います。