カメラを止めるな! / カメ止め / One Cut of the Dead

カメラを止めるな! / カメ止め / One Cut of the Dead

『カメラを止めるな!』は2017年に製作された日本映画。略称は「カメ止め」。監督の上田慎一郎にとっては、初の劇場長編作品である。上映時間は96分。山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていた自主映画の撮影隊に、本物のゾンビが襲いかかる様子が描かれる。ストーリー前半と後半で作品のテイストが変わるということで話題となった。

kh19940824のレビュー・評価・感想

カメラを止めるな! / カメ止め / One Cut of the Dead
4

話の展開は新しいが…

世間では絶賛され話題になった映画だったので、かなり期待をしてみました。しかし…。

まず始まって30分が正直辛い…。
出演者の演技が下手だし、ストーリーもよくわからない展開が多々あるし、ゾンビの動きも違和感あるし…。私この映画最後まで見れるかな?と不安になるくらいでした。

しかしこれはこの映画が故意に作った展開。なぜこういう展開になったかという裏話が後半展開されると、あーなるほどこの違和感はこれのせいだったのか。と思いそれが逆に面白くなって、ゾンビ映画だったのに、最後には、感動的な親子の絆であったり、映画を作ったスタッフとのつながりを見せて、ハッピーな気分になる映画なんです。
ただ、私としてはこういう展開は望んでなかったというか、ゾンビがもっと怖くあってほしかったし、なんなら、この舞台の裏側で本当の殺人事件がおきて恐ろしい展開に…。っていう方が面白かったなぁ。って思いました。

たぶんこの映画は最後がハッピーだから、みんなに評価されたんだと思うところに、いまの社会の闇を勝手に見ました。病んでる人が見ると、はー、みんなハッピーでよかったー。って救われるんだと思います。
でも、私はもっと自分を見つめなおしたり、考えさせられる映画の方が好きだなぁ。