ロマンスと言ったらコレ!モノクロ映画をあなどるなかれ!
誰もがこのタイトルを、一度は聞いたことがあるであろう映画「ローマの休日」。
オードリー・ヘプバーンと、グレリー・ペック主演のロマンチック・コメディ映画です。
モノクロ映画ってだけでなんだか物怖じしてしまいそうですが、観はじめれば、ふたりのロマンスの世界にすぐ引き込まれてしまいます。
息の詰まるような生活から逃げ出してしまった小国の王女アンと、貧乏な新聞記者ジョーが偶然にも出会い、物語は展開していきます。
特ダネを書いて一儲けしたいと企てる新聞記者ジョーは、彼女を王女だと気づかぬフリをして、ローマの観光につきあいます。
しかしお転婆なアンの見え隠れする魅力に、次第に惹かれていってしまうのです。
息抜きをしてすぐに帰ろうと思っていた王女アンも、憧れをも感じていた、普段あじわうことのできない人々の楽しげな日常に触れ、
時間を忘れて楽しんでしまいます。しかし、ついに王女を探す捜索隊に見つかってしまい…。
オードリー・ヘプバーンの可愛らしさもさることながら、物語はテンポ良く進んでゆき、ドタバタ事件もあり…。
昔のモノクロ映画ですが、魅力がいっぱい詰まっています。
惹かれ合ってしまった、生きていく世界が違うふたり。
身分の違うふたりが共に生きていく方法はあるのか。
お互いが出した決断が描かれるラストシーンにきっと、涙することでしょう。
ロマンスの王道として、また時代を超えて愛される名画として、おすすめの1本です。