ワクワク感がゼロだった初めてのドラクエ
『ドラゴンクエスト11』は日本を代表するRPG『ドラゴンクエスト』の最新ナンバリングタイトルで、非常に期待を込めて遊びはじめました。わざわざPS4を購入したほどです。Amazonのレビューなどでも非常に評価が高かったので、よもやハズレということはあるまいと思っていましたが、いざ蓋を開けてみると本当にがっかりする出来でした。思い出補正がかかりすぎていたのでしょうか。もしかすると元々そういうゲームだったのかもしれません。
少し進めてはムービー、少し進めてはイベントのくり返しで、「自分が冒険している」感が皆無でした。馬に乗って移動ができるのですが、戦車でも通れそうな幅の広い立派な橋の前で急に馬がストップし、「どうやらこの先には馬では進めないようだ」の説明が画面上に出た時には本当に唖然としました。グラフィックは確かに素晴らしく、モンスターの造形も見事なものでしたし、ストーリーも王道のドラクエらしさが感じられるようなものだという気はしたのですが、とにかく細切れの進行に苛立たされるばかりで、マップの全てがストーリーAとストーリーBをつなぐ通過点でしかないのが苦痛でした。ゲームシステムの全てに愛着がわかず、仲間と離れ離れになったあたりでゲームを終えました。