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社会人にこそオススメしたい少年漫画
1年後に地球を破壊するという謎の超生物が、進学校の落ちこぼれ教室の担任になり、生徒たちが担任の命を狙うと言った奇想天外の設定。
インパクトのあるストーリー展開や、暗殺を通して生徒達が日々成長していく姿、ギャグコメディーや、恋愛要素など、飽きずに読み進められます。
注目すべきは落ちこぼれ教室の担任となった超生物「殺せんせー」の深い言葉の数々です。作者曰く、殺せんせーのセリフは表面的なセリフでなく、作者自身が今までの人生で悩んだことや相談に乗ったことなど経験に基づいたものから作っているとのことだそうですが、「社会が理不尽であることは当然であり、その上で自分がどう戦っていくべきか」が中心となった考え方をしており深く考えさせられます。
また、長い人生を生きていく中で、世の中をどう上手にわたっていくかのヒントや、目の前の人をちゃんと見て対等な人間として尊敬するなど、ついつい忘れてしまうような大切なことが作品全体にちりばめられており、作中の生徒達が成長するとともに自分も成長した気になれます。作中内では中学生を相手にした教育となっていますが、大人になって人間関係や理不尽な世の中、自分に疑問を持ったりして悩んだときに是非とも呼んで欲しい作品です。