女性に見て欲しい!妹を守るため反逆するイケメン主人公
私はこのアニメを友人から勧められたのですが、それまでいわゆるロボットアニメなどは手をつけたことがありませんでした。
女性ならば分かる人もいるかと思うのですが、どのロボットも同じに見える上、ロボット同士の戦いかぁ、、うーん、、と感じてしまっていました。
ですが主人公の男の子「ルルーシュ・ランペルージ」の見た目がクールでかっこいいなぁというのと、興味のなかった私ですらタイトルを知っているようなアニメだったので、少し見てみるかーと思い見はじめました。
今では「ロボットの見分けもつくし、そもそもこれはロボット同士の戦いではない」と認識を改めることとなりました。
このアニメの主人公、ルルーシュ・ランペルージは先ほども書いたようにかっこいいキャラデザインで、作品内でも公式に容姿端麗・頭脳明晰というキャラ設定です。
そんな彼は緑髪の少女「C.C.」と出会い「ギアス」という能力を得たことがきっかけで、祖国であり、憎しみの対象であるブリタニアに反逆しようとします。
実はルルーシュとその妹ナナリーは、ブリタニア王の子供だったのですが、母を何者かに殺された上、祖国に捨てられ日本に来て、しばらくは平和に暮らしていたのですがその日本までもブリタニアが力で支配してしまったのです。
親も国も失った彼の原動力は「自分の妹が幸せに暮らせる世界を作る」ただそれだけでした。
「ギアス=絶対遵守の力」つまり「他人を思うように動かせる力」を得たルルーシュは組織を作り、部下を得てどんどん影響力を増していきます。
その過程で何回もロボット(作品内ではナイトメアフレーム)に搭乗し戦うこととなるのですが、戦いながらもキャラクターたちの様々な想いが交錯していてかなり見入ってしまいます。
みんな自分の思う正義のため、家族のため、敬愛する上司のため、それぞれ守りたいもののために戦っているという気持ちは同じなのに守るためには争わないといけない、その状況は切ないものがあります。
大体のアニメではどれだけ戦っていても身近な人間は死なないイメージがあったのですが、このアニメでは重要な役割を持っていた人も死んでしまうことが多々あります。
それがルルーシュの大事な人であろうとなんだろうと。
全編に渡って切なさが漂っていて、人の感情が丁寧に描かれているのでいわゆる「ロボットアニメ」を見慣れていない、見たことのない人にむしろおすすめしたい作品です。