古参という言葉が通用しない勢い
2018年の夏頃にYouTubeを見ていて、ふと見つけたミュージックビデオを気になって再生したのが、このアーティストを知ったきっかけでした。
普段は王道なものから少しマニアックなものまで聴いているのですが、『秒時を噛む』という独特な曲名に惹かれ、再生しました。イントロは心地いいピアノから始まるのですが、とにかく旋律がおしゃれで衝撃を受けました。
ジャンルはロックに入ると思われますが、どこかポップな感じも上手く混ざり合って新しい感覚に浸りました。
ボーカルは女性の方で、リズムにきっちりとハマる歌詞と、優しい雰囲氣の声が特徴的です。声だけで言うと、現在活躍されているアーティストの中で近い声の方もいらっしゃるかもしれませんが、さまざまな音が声と共に響くことで、とても個性的なサウンドを生み出しています。
そして、サビのボーカルの刺さるような高音が、聴いていてとても爽快です。また、細かな部分の歌い方など、表現力も高く、聴いていて飽きません。
また、このアーティストのもう一つの大きな魅力は、ミュージックビデオとの世界観が絶妙にマッチしていることです。『秒針を噛む』からはじまり、現在までに3本のミュージックビデオが公開されていますが、それらは全てイラストで作成されており、曲の世界観が際立っていてとても美しいです。そして、11月には待望のミニアルバムが発売されたので、ぜひ手に入れて聴き入りたいと思いました。