アニメ化し話題に!【来世は他人がいい】
小西明日翔先生の「来世は他人がいい」。
目を引くタイトルですが、どのような作品なのかはすぐにはわからない方も多いかと思います。
【あらすじ】
主人公・染井吉乃が祖父である関西の暴力団組長・染井蓮二から関東のヤクザ「深山一家」の
縁談相手である深山霧島を「最低でも1年」の期限付きで惚れさせ、最後に思い切りフッてやり帰ってこい、と言われ……。
というところからスタートします。
この部分だけを見ればラブコメ作品なのかと思われるかもしれません。
もちろん、吉乃と霧島の関係性の変化なども描かれますし、そこが中心ではあります。
しかし、それに加えて二人の家柄・関西と関東の「ヤクザ」が物語を大きく動かす要素になります。
・なぜ吉乃が深山一家に行くことになり、霧島と出会ったのか?
・霧島はどうやら蓮二から吉乃を「ある脅威」から守るよう頼まれているようだがその理由は?
・実は最初に出会う前から霧島は吉乃を知っていた?
……etc
などまだまだ隠された秘密が数多くあり、原作の続きも気になるところです。
ストーリー展開もヤクザたちやそれを利用しようとする謎の犯罪グループなどが暗躍し、
次々その思惑に巻き込まれていく怒涛の展開の連続です。
【キャラクターの魅力】
ストーリーを織りなすキャラクター達も非常に魅力的です。
一癖も二癖もある個性的な登場人物についても紹介します。
-染井吉乃(そめいよしの)-
本作の主人公。ヤクザの孫娘、かつ本人はあまり自覚がないようだが
とても美人で長身のためか友達と呼べる相手がいない。
そんな家庭環境ですが感覚は世間一般とあまり変わりがなく、普段は学校で目立たないようにしているくらいです。
ただし、霧島や周囲のトラブルに巻き込まれた際には義理と人情を通し、
「どうせおかしいなら世界一おかしくなれ」と霧島に啖呵を切ったり、役に立っていないと言われたときには
臓器売買で大金を用意したり、とんでもない度胸と思い切りで霧島を驚愕させるシーンもあります。
それ”らしい”シーンはごてごての関西弁で人相もかわり、思わずぞくりとさせられます。
年相応の女子高生らしくゆるキャラ(?)が好きだったり可愛らしいシーンとのギャップが魅力的です。
-深山霧島(みやまきりしま)-
もう一人の主人公。吉乃と同様にヤクザの孫(正確には深山一家組長は大叔父)です。
普段の様子はザ・好青年で勉強も運動もでき、人当たりもよくかなりモテてる。
自身も人脈つくりのために何人もの女性と関係を持っています。
一見すると絵にかいたようなイケメン男子高校生ですが、夜になれば組員とともに家業に明け暮れその背中には立派な
刺青が入っています。(本人曰くヤクザではない)
喧嘩も強く、暴力にも一切の躊躇がなく吉乃のことになると異常といえる執着を見せる一面もあります。
そんな二人を中心に様々な魅力的なキャラクターが登場しますので、気になった方はぜひ呼んでみてはいかがでしょうか?