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芸術的な表現!!
すでに映画では、4作目まで公開済みのシリーズですが原点の1作目はジョン・ウィックを知るには避けては通れない作品です。物語は裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィックが5年前に出会った最愛の女性ヘレンと平穏に暮らすため、裏社会から足を洗うところから始まります。幸せな生活が待っていると思っていた矢先、妻のヘレンが患っていた病に倒れ帰らぬ人となってしまいます。生きる希望を失ったジョンに、妻からある贈り物が届きます。可愛い子犬と一緒にメッセージが入っていて「車ばかりではダメ、この子を愛して」というような言葉が添えられていました。生きる希望を持てた矢先、家に強盗が入り、ジョンも傷を負い目の前でヘレンから送られた子犬を殺されてしまう、足を洗ったはずの闇社会は容赦なくジョンを追い詰めていくというのが序盤の流れです。映画全編、暴力シーンは多く、普通だと目を覆いたくなるような場面もあるのですが、そのようなシーンでさえとても美しく芸術的な表現がされています。また見所の一つとして闇社会の舞台が細部に至るまで魅力的であるという事です。主役だけではなく脇を固めるキャラクターでさえ魅力的です。ジョンのガン・フーのアクションを是非堪能して頂きたいです。