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ロッキーはスタローンのライフワークである
シルベスター・スタローンのデビュー作ロッキーを私はおすすめしたい。
人気のないボクサーロッキー・バルモアがチャンピオンボクサーのアポロ・クリードと世界ヘビー級タイトルマッチで対戦することとなる。理由は選手名鑑にあったロッキーのニックネーム「イタリアの種馬」をアポロが気に入ったからだ。チャンスはどんな所からやってくるかわからないそんな気持ちにさせてくれる。（アポロ・クリードは陽気でスターと呼ばれるのに相応しいボクサー、続編のクリードをより楽しむためにアポロを目に焼き付けておいて欲しい。)そこから所属ジムのオーナーミッキーの猛特訓が始まる。鶏を追いかけるシーンは続編のアポロ・クリードの息子アドニスの猛特訓では違う形で再現されるのもロッキーファンの胸が熱くなる場面である。
そして有名なビル・コンティーのロッキーのテーマと共にフィラデルフィア美術館の階段を走りながら上がるシーンは何度観ても気持ちが高鳴る。ペットショップに勤める内気な女性エイドリアンと少しずつ距離を縮めていき、激闘の末勝利を収めるシーンも有名である。ロッキーはボクサーでありながら不器用で繊細なところがあるのが魅力的である。所属ジムのオーナーミッキーには傷んだトマトと呼ばれて喧嘩しても試合の特訓を頼んだり、エイドリアンの兄の仕事の世話をしたり、スターになっても浮き足立つことなく古くからの仲間を大切にするところも好きだ。何よりも続編シリーズのクリードでアポロの息子アドニスのトレーニングをするシーンが一番のお気に入りである。シリーズを通して見てほしい名作である。