物語の背景が切なくて登場人物の葛藤が魅力的
『コードギアス』シリーズ1作目の作品です。主人公は、ルルーシュ・ランペルージと名乗っていて一般人を装っていますが、実はブリタニアの皇子です。妹と共に日本に人質として渡されますが、戦火に巻き込まれ、その後日本はブリタニアに吸収されてしまいます。
日本人はイレブンと呼ばれ迫害され、過酷な生活から逃れるため戦いを挑みますが、技術の問題により敵いませんでした。そこでルルーシュは仮面を被り、彼らに戦略を授け共に戦います。
この作品では、戦火に巻き込まれる人々と、目的を持ちながらも葛藤し突き進んでいくルルーシュの姿が見どころです。キャラクターも男女ともに魅力的。ストーリーもサクサク進んでいくので、飽きることがありません。戦闘シーンの演出が迫力があり、見ごたえがありますが、人によっては描写に耐えられない方もいるので注意が必要です。ロボも魅力的な期待が出てくるので、マシーンが好きな人も十分満足できるでしょう。ゼロとして突き進むルルーシュと、学園の生徒として生きる二重生活により生み出される苦悩。これが涙なしには語れません。緊張感のあるアニメを観たい方におすすめしたい作品です。
この作品の後編は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』で見ることができ、さらなる壮絶な運命が待ち受けています。長編作品ですが、グダグダせず、ラストはハンカチ必須です。