クロノ・トリガー / Chrono Trigger

クロノ・トリガー / Chrono Trigger

『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。
主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。

honjou_mamic6のレビュー・評価・感想

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
9

時空の世界の向こう側

キャラクターデザインに故・鳥山明を迎えたゲーム会社スクエア(当時)のドリームプロジェクト。それがこのゲームの開発チーム発足だった。
「クロノ・トリガー」は今も色褪せることがない有名タイトルであり、時間逆行物の要素を備えた時空を超えて旅をする少年少女たちの物語だ。主人公クロノは地元のお祭りガルディア王国千年祭に参加し、そこで少女であるマールと出会う。お祭りを楽しむ2人だったが、クロノの幼馴染みである天才科学者のルッカが発明した時空を超える渦に巻き込まれ、クロノとマールは過去へ飛ばされてしまう。そこはモンスターがはびこる魔王が統治する時代、中世だった。
このゲームには時間逆行物として基本的な要素が登場する。過去の自分はどう行動したのか。それによって未来にどう影響するのか。それを計算しながら物語を進めていく過程がとても楽しい。ほんの少しの歯車のきしみが、やがてとても大きな冒険譚になっていく。多種多様なギミック。旅すること自体がタイムパラドックスではないかという意見もあるかもしれないが、ご安心を。その要素もちゃんと物語上で伏線回収されます。多くの人を魅了するRPGゲーム「クロノ・トリガー」。あの扉を開けた向こうの冒険に出掛けてみるのもいいのではないだろうか。一足先に待っている。