高所恐怖症の人には注意!ハラハラドキドキさせられる2時間
最愛の夫を亡くし立ち直れない主人公が、友人と共に登った地上600mのテレビ塔に取り残される、というサバイバル映画です。タイトルとメインビジュアルから想像していた展開を良い意味で裏切る、ハラハラドキドキさせられる2時間でした。場面展開も少なく、ほぼテレビ塔の頂上というワンシチュエーション、登場人物も少なくシンプルな作品。そうであったにも関わらず、映像だけでヒヤッとさせられるシーンや、想像を超えるクライマックスの展開に、常に手に汗握る状態でした。テレビ塔に登るシーンや高いところから落ちるシーンも多くあり、高所恐怖症の方には注意が必要です。かなり高いテレビ塔に登るという無謀な行動なのに軽装備である点や、立ち入り禁止のエリアに不法侵入する点など、ツッコミ所が万歳の設定ではありましたが、結果として楽しく視聴することが出来ました。生きて帰るための手段が1つずつ失われていく中、友人と泣き夫の秘密を知ってしまい、極限状態になった主人公と友人は、どう考えどんな行動を起こすのか、生きて帰ることができるのか。恐怖に恐怖が重なる現実離れした内容ではありますが、スリルを求める人やサバイバル映画が好きな人におすすめの作品です。