家族・仲間の存在が大切だと改めて気づかされる漫画
炭次郎をはじめ、柱、鬼殺隊の仲間たちはみんな思いやりがあり、優しい人ばかり。自分が経験した辛い出来事を他の人は味合わせないように命をかけて闘い続ける姿を、涙なしでは読めませんでした。ただただ感動。
大切な家族や仲間の存在があるから、自分の弱さから逃げずに闘い続けることができる、強くなれるということがいろいろな場面から伝わってきます。
逆に鬼の中には、家族や大切な人を失った悲しい過去を持った鬼もいます。悲しさや憎しみは人間を弱くし、その弱さをカバーするために力を欲しがる。鬼舞辻無惨は、そんな人間の隙間にすっと入ってくる鬼。人間と鬼とは表裏一体で、周りに自分を思ってくれる人が1人でもいるだけで、鬼なるのを阻止してくれる。それを一番実感したのが、最後のシーンでしたね。
まさかの炭治郎が鬼になってしまったとき、炭治郎を救い出したのは鼠子や仲間の差し出した手。あれがなければ、炭治郎は鬼の王になっていましたね、考えたら怖い。
無惨は、長い間生きてきたけど家族や仲間の存在にあれほどの力があることをわからなかったんでしょうね。彼は常に1人で、鬼の仲間たちも力従わせていただけだし。
これを読んだら、自分の家族や友達を大切にしないと改めて思わされます。