インサイド・ヘッド / Inside Out

インサイド・ヘッド / Inside Out

『インサイド・ヘッド』とは、公開される前からピクサー史上最高傑作と言われた、人間の頭の中が舞台となったアニメ映画である。人間の感情「喜び」「怒り」「悲しみ」「嫌悪」「恐れ」がキャラクターとなり様々なピンチを乗り越えるという内容。それぞれの感情がなぜ必要なのか、子供から大人まで楽しんで見ることの出来る作品である。ピクサー長編アニメーション第1作は『トイ・ストーリー』であり、20年後の2015年に本作が公開されたので「20周年記念作品」とされている。

gatotsu3110のレビュー・評価・感想

インサイド・ヘッド / Inside Out
10

大人にもおすすめ!人の複雑な感情を子どもにもわかりやすく描いた作品

ディズニーとピクサーによるアニメーション作品である本作。一言で表すと、感情を擬人化した作品となります。

人間誰しも持っている感情である、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ。
ライリーという11歳の少女の中にもこの5つの感情が存在しています。

本作の主人公であるヨロコビを中心に、感情たちはライリーの頭の中にある司令部という場所でライリーの幸せのために頑張っています。
そんなライリーだけれど、ある日住んでいたミネソタの田舎町から大都会であるサンフランシスコに引っ越すことに。
これまで慣れ親しんできた環境が変化したことで、司令部の感情たちも大騒ぎ。そんな新しい環境でライリーや感情たちにとって重大な出来事が起こっていきます。

この作品で感じたことは、思い出は感情と密接に関係しており、その思い出は必ずしもヨロコビである必要はないんだよということです。
実はもう1人の主人公としてカナシミがいます。なぜヨロコビとカナシミを主人公としているのかというと、カナシミの後には必ずヨロコビがあるということを伝えたかったからではないでしょうか。
幸せにはヨロコビだけでなくカナシミも必要だということが本作のテーマだと感じました。

感情を擬人化することで、子どもにも大人にもわかりやすく幸せについて教えてくれます。
興味のある方は、是非でご覧ください。