日本の漫画・アニメの真骨頂
『ドラえもん』でのび太の担任をやってる、あの高木渉さんが主役の声をやるらしい、ということで、アニメ放送前に少しネットでざわついた作品。高木渉さんは俳優さんとしても活躍されているだけあって、演技力はバツグン。申し分のない主役をやってくださいました。
こういうワケわからない設定のストーリーを、キチンと面白い作品に仕上げられる手腕は、日本の漫画・アニメの真骨頂じゃないかなと思います。原作者さんのアイディアが一番優れているのはもちろんではありますが、漫画では若干見づらかった絵面や分かりにくかった展開をアニメではスッキリさせ、原作を損なわず、理解しやすい作品に仕上げています。
OP・EDもスタイリッシュでカッコいい!画風は決して可愛くもなければキレイでもない、武骨な雰囲気なのですが、それにこの楽曲を合わせてきたセンスに惚れ惚れします。万人受けする作品ではないからでしょうか、第2期製作の話などは一向に上がらないので、これでアニメ化は終了なのでしょうが、実にもったいない。カイマンの謎が解決されるのを、映像で見たかったなぁと思います。こういう作品を海外の作家や製作会社が作ったら、最初から最後までワケわからない作品になっていたでしょうね。日本の作品作りの現場の能力の高さをもっと誇っていいと思います。