音楽と映像は満点
映画始まり早々に、全国大会の山王戦が始まり、期待通りの展開でうれしかったです。映像もきれいで音楽(「第ゼロ感」)もとてもかっこいいです。また、アニメの時よりもスピード感やバスケットの音がリアルでいいのです。
しかし、主役が桜木花道ではなく宮城リョータになっており、回想のシーンの子供のころはあまり面白みがなくつらい過去があったんだってことしかなく、三井との喧嘩のところでも大事な「バスケがしたいです…」とかのシーンもなく、『SLUMDANK』の派手な部分や面白いところがなくなってしまい非常に残念です。
アニメでは、主人公の桜木花道のめちゃくちゃな感じや派手さがあり面白く、さらにバスケットがどんどんうまくなっていっていたので、山王戦での桜木の活躍はもっと見たかったです。
赤木に対しての浣腸のシーンや、赤木からげんこつされるところなども淡々としていて、「やまおーはおれが全員たおす」のところももっとざわざわ感というか、桜木の一生懸命のところがもっと見たかったです。
最後のシーンでの流川ハイタッチも期待していたのとは違っており、この映画は映像とバスケットのリアルさ、それと音楽の方を優先して作られているのかなと感じました。