ロサンゼルスという夢追い人の街
この映画は、もちろんラブストーリーでもあるのですが、一番伝えたいことは、夢を追うことの楽しさや素晴らしさだと思います。
主人公のミア(エマ・ストーン)は女優を目指し、セバスチャン(ライアン・ゴズリング)はジャズが流れる自分の店を持つことを目指しています。二人はお互いの夢を追う姿に惹かれあい、共に時間を過ごすようになります。しかし、セバスチャンが店の開店資金を調達するために始めたバンドが成功し始めると、まだまだ女優として芽が出ないミアとセバスチャンの心は、次第に離れていきます。いずれ二人が別れた後、ミアも次第にチャンスに恵まれ、女優の仕事が貰えるようになっていきます。二人は結局、別れる道を選びましたが、お互いに夢を達成し、またこれまでの思い出を忘れることなく、お互いの成功を讃え合うことができました。オープニングの歌にあるよう、この映画はこのロサンゼルスというスターを夢見る街で、夢を追い続けたミアとセバスチャンの二人の人生が描かれているのです。ミアは何回オーディションに落ち続けても、一人芝居を馬鹿にされても、女優という夢を持ち、走り続けました。セバスチャンは、自分の好きでない音楽にも取り組み、店を開くためのお金を稼ぎました。夢があるけど、どうせ…と思っている人は、観るべきです。