ジョン・ウィック / John Wick / John Wick: Chapter 1

ジョン・ウィック / John Wick / John Wick: Chapter 1

『ジョン・ウィック』とは、2014年に公開されたアメリカのアクション映画。
監督はチャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチ。
主演を務めたキアヌ・リーブスが製作総指揮も行っている。
引退した殺し屋が、大切なものを奪われたことで、たったひとりロシアン・マフィアに戦いを挑む復讐劇を描いており、R15+指定作品となっている。
ジョン・ウィックのアクションシーンが売りである。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「見惚れるほどの、復讐。」となっている。

go-1156958729510144137532のレビュー・評価・感想

ジョン・ウィック / John Wick / John Wick: Chapter 1
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かっこいいイケオジ爆発映画「ジョン・ウィック」

「ジョン・ウィック」は、アクション映画の新たなる金字塔として称賛されるべき作品です。
主演のキアヌ・リーブスが演じる元殺し屋ジョン・ウィックは、妻の死後、彼女が残した最後の贈り物だった子犬を奪われ、復讐のために闘うことを決意。犬1匹と車1台を奪われたジョンは、裏社会で暴れ倒すのです。
この映画は緊迫感あふれるアクションシーンと、情報量の多い世界観が見事に融合しています。
まず、この映画のアクションシーンは、圧倒的なスピードと迫力で観客を魅了します。ジョン・ウィックが駆使する銃器や格闘技の技術は、まるでダンスのような美しさを持ち、そのダイナミズムは見る者の心を掴みます。また、緻密に計算されたアクションシーンは、単なる暴力描写に留まらず、キャラクターの心情や人間関係を深く表現しています。

さらに、「ジョン・ウィック」は独自の世界観を構築しています。裏社会の闇に蠢く殺し屋たちのルールや組織、そしてジョン・ウィックというキャラクターの背景が徐々に明らかにされることで、観客はこの映画の世界に没入します。その一方で、映画は余分な説明を避け、観客に推測や解釈を委ねることで、物語の奥深さを引き立てているのです。

キアヌ・リーヴスが演じるジョン・ウィックは、冷酷かつ情熱的な一面を持ち合わせており、その複雑な内面が観客に強烈な印象を残します。そして、彼の無口な表情や行動からも、深い哀しみや孤独を感じ取ることができます。

総括すると、「ジョン・ウィック」は迫力満点のアクションと独創的な世界観、そしてキアヌ・リーブスの演技が見事に融合した傑作です。続編やスピンオフ作品も生まれ、その人気はますます高まっています。アクション映画のファンだけでなく、幅広い層の観客に強くお勧めしたい作品です。