『葬送のフリーレン』の魅力とは?
魔王討伐をした勇者一行の仲間の1人である、エルフの魔法使いフリーレン。そんな彼女が作品の主役である『葬送のフリーレン』は、「漫画大賞2021」で大賞に選ばれています。記念すべきアニメの初回放送では、なんと『金曜ロードショー』で4話まで一挙放送され、これまで作品を見たことが無かった人々からも非常に大きな注目を集めました。
エルフであるフリーレンは寿命がとても長く、彼女からしたらあまりにも寿命の短い人間に対して興味を持つことはありませんでした。しかし共に旅をしてきた勇者ヒンメルの死をきっかけに、「なぜもっと知ろうとしなかったのだろう」と涙を流しながら後悔し、彼女の中で何かが変わり始めます。
1000年以上の時を生きるエルフにとって人間の寿命はあっという間であり、仲間の死もごく当たり前のものですが、そんな仲間の死と彼女がどう向き合っていくのかがこの作品の最大の見どころと言えるでしょう。
ストーリーはもちろんですがこちらの作品はキャラクターもとても魅力的で、エルフにドワーフ、魔族など人種が様々というところも見る人を引き付ける要素の1つとなっています。X(旧Twitter)ではアニメ放送開始から連日のように推しキャラクターのファンアートを投稿する人々で溢れかえりました。
作品が人気な理由はまだまだ沢山ありますが、なにより主役のフリーレンの愛らしい見た目と、淡々とした冷静な口調。そして最強の魔法使いでありながらも、ミミックという魔物にすぐに引っかかってしまうという、意外とマヌケなところが多くの人を魅了しているのでしょう。そんなフリーレンと仲間達が旅の途中でどう成長を遂げ、旅の最後をどう迎えるのか非常に気になるところです。