クロノ・トリガー / Chrono Trigger

クロノ・トリガー / Chrono Trigger

『クロノ・トリガー』とは、1995年に発売されたスーパーファミコン用ロールプレイングゲーム。
ファイナルファンタジーの坂口博信、ドラクエの堀井雄二、ドラゴンボール等の漫画家鳥山明の3名によるドリームプロジェクトとして企画され、話題になった。
主人公クロノは、未来の世界を滅ぼす元凶ラヴォスを倒すため、過去、現代、未来を行き来しながら冒険する。

2mkapukapuのレビュー・評価・感想

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
9

夢のコラボが生み出した最高傑作

「スクエア・エニックス」として有名なゲーム会社ですが、昔はスクエアとエニックス、別々の会社でした。スクエアの代表作は『ファイナルファンタジー』、エニックスの代表作は『ドラゴンクエスト』。この2つのRPGは今でも「FF派」、「ドラクエ派」として話されることがありますが、その2つのゲームの制作スタッフがまさかのコラボをして生み出した作品が『クロノ・トリガー』というゲームになります。
「タイムリープ」を題材にしたアニメ、ゲームが多くありますが、その走りを作り出したのがこの作品ではないでしょうか。過去や未来にタイムスリップして色んな事件を解決していくというストーリーで、ジャンルはRPG。過去を変えることでその先の未来が変わるタイムパラドックスが起こったりと、1995年に発売された作品だということを感じさせない内容になっています。

バトルスタイルはターン制ではなく、いわゆる「FF方式」。
特筆するのは2点ありますが、まずは音楽。光田康典さんが描く憂いのある音楽がたまりません。おすすめは「風の情景」、「時の回廊」、「カエルのテーマ」です。
もう1点は、マルチエンディングシステム。現代では当たり前のマルチエンディングですが、実は『クロノ・トリガー』が1番先と言われています。タイムパラドックスによる未来の改変が、マルチエンディングを生み出したんでしょう。
全てのエンディングを見たくなる、やり込み要素満点の作品です。