見る人の心を掴む作品
『鬼滅の刃』との出会いは『劇場版無限列車編』。
正直なところ、登場人物や相関図を知らないまま、「話題性もあるし見てみるか」とアニメ好きの家族の付き添い程度だった。
映像、演出、音響全てに感動し自然と涙が流れた。
映画だけでも何となくの相関図は理解出来たが、帰宅後すぐにアニメを丸一日かけて見た後、再度映画館へ足を運んでいたのだ。
アニメの映画を2度も見に行くのは初めてだった。
大人がはまる理由に納得。第1話の映像に関してはあまりにも残虐過ぎて、そこで見る事を辞めてしまった人もいるかもしれないが、回を重ねる毎に内容が深くなっていき、気付いたら登場人物含め作品の虜になっていく。
大体のアニメが主人公を中心にストーリー展開していくが、『鬼滅の刃』に関しては鬼となってしまった炭治郎と妹鼠豆子が二人三脚で活躍する姿が描かれている。兄弟愛がとにかく強いところもこの作品の特徴なのかもしれない。
炭治郎だけでなく、敵である鬼たちも含め、登場人物全員それぞれに過去がある。敵でありながら、彼らの過去には考えされられたり、時に涙してしまう時さえある。
推しの話になった時に、鬼の名前を挙げる人もいるのかもしれない。
一人ひとりにスポットを当て、登場人物を大事にし、上手く作品に入り込ませる。
それも『鬼滅の刃』の特徴の1つでもあるだろう。
コミックは終わっているとの事だが、今後のアニメと劇場版の期待度は高い。