映画『花束みたいな恋をした』が伝える、奇跡のような日々と現実社会
映画『花束みたいな恋をした』は、2021年1月29日に公開されました。菅田将暉と有村架純のダブル主演。『東京ラブストーリー』などで知られる脚本家・坂元裕二による、オリジナル作品です。
物語の舞台は東京。京王線の明大駅で終電を逃したことから、主人公の麦と絹は出会います。2人は偶然にも、好きな音楽や映画の趣味が一緒でした。あっという間に恋に落ち、大学時代とともに過ごした麦と絹。卒業後はお互いに就職せず、好きなことをしながら同棲生活を送ることになります。
ハッピーエンドになりそうですが、社会人となった2人には重い現実が押し寄せてきます。好きなだけでは食べていけないと判断し、就職活動を開始。就職しても今まで通りでいられると思っていましたが、うまくはいきません。特に麦は、好きだった小説や漫画を読む時間がなくなり、『パスドラ』をする日々。しだいに、絹との距離ができてしまいます。
続きはぜひ、本編を見てくださいね。
この映画で伝えているのは、楽しいだけでは生きていけない現実。序盤は胸を躍らせながら見ていましたが、途中からは苦しくなっていました。好きな人と、好きなことをしながら生きていくのは、奇跡のような日々なのかもしれません。花束のように一瞬しか輝けなくても、その時間はいつまでも心に残り続けるのではないでしょうか。
心から大切だと思う人と、一緒に見ていただきたいです。